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Posted by watari - 2013.12.15,Sun
『1Q84 BOOK3〈10月-12月〉』読了。【☆☆☆☆☆】



昨日読んだ本のことを今年イチかもと書いたのにイキナリ前言撤回。

こちらの本のほうが心に響いた。
一撃。
「まるで自分に向けて書いているような」錯覚に陥るほどでした。

チカラのある書物特有の現象だと思いますが、久しぶりに感じるような気がします。若いころは良く感じてたけど、最近は年を取ったせいか少なくなってきています。

やはり物語(フィクション)にこそ一番心が動くようじゃなきゃ、本読みとして本を読み続けていく意味がないし、物語を感じられなくなったら本を読むのは時間の無駄だから止めた方が良いでしょう。モッタイナイ。

1Q84のBOOK1・2は出た直後に読んでいます。
それが既に4年前!!随分前だな。ちょっと前だと思っていたのだけど。ちなみにBOOK3は翌年には出ているけれど、いままで読んでいませんでした。

当時はBOOK1・2で完結ということでしたが、その後、急遽追加ということになったというようなことを覚えています。

BOOK1・2のあらすじくらいは覚えているけれど、細かなところまでは覚えていないので、続刊読んでも平気かな?と思っていたのですが、全く平気。新しい本として読んでもいいし、読んでいれば思い出す。そうそう、BOOK1・2で終わらなくて良かったと思います。このBOOK3があって、物語は初めて完成しています。BOOK1・2よりもずっと深い、と思う。


ちなみにこの本、10月から12月までが書かれていて、いまは12月。小説とシンクロする部分もあったりするので、週末の休みを使って一気に読み切ってしまってしまいました。

何を書いてこの本を表わしたら良いのかよくわからないけれど、冒頭にも書いたけど、この本はまるで自分に向けられて書いているような気がしてしまうわけです。どこが、と言われるとハッキリとはよくわからない。

もしかすると今ではない違う時代の私に向けて書いているのかもしれないとも思う。
不思議な感覚。きっと今ではない時代に読んでいても心が動いただろうとも思う。

暗喩に満ち過ぎて、何が何やら?と思う人がいてもおかしくないです。
村上春樹的な文律も、もちろんですからそれを食傷と感じる人もいるでしょう。

いままで読んだ中では中学時代に初めて村上春樹を読んだ「ノルウェイの森」以来の衝撃だったかも。
誰にでも読んで欲しいとは思わないけれど、私は心から読んで良かったと思っています。
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