ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by watari - 2010.09.08,Wed
『ナウシカ解読 ユートピアの臨海』読了。【☆☆☆☆】
この本で取り上げられているのは漫画版のナウシカが主になっています。
私もいつだったか忘れてしまいましたが、漫画版のナウシカ、特にラストには衝撃を覚えました。そして違和感も同時に感じました。
そのころはどーして違和感を感じたのか?という原因はわからなかったのですが、この本を読むことでなんとなく感じることができました。ナウシカが墓所を破壊した時、自分自身の信条(運命付けられた世界への拒否)のために世界を後戻りできない状態にして良いのかということだと思うのです。
もちろん作者である宮崎駿氏もその部分はわかっていて、ナウシカにその苦悩を背負わせたのでしょう。何が正しいことなのか大部分の人間には判断できないからこそ、この漫画が物語として優れている部分になったのだと思います。
あと最後に宮崎氏に対するインタビューがあるのですが、その中で「正しいことはあると思うけど、正しい人はいない」という言葉がありました。確かに。
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