最近、電子書籍に興味があるのですが、その理由は書籍を作るのに時間も掛からずにコストもかけずに出版が簡単になることで、どこまでニッチな本が出てくるのかという興味があったから。きっと今の本の形態とは全く違った様相になるんじゃないかと期待しているのです。
たとえば「オリジナル釣具を作る本」や「ルアーの作り方」という本はあっても、「管釣りクランクの作り方」や「シーバスバチ抜けルアーの作り方」、「多継雑魚竿の作り方」、「飾り巻きのコツ」というような本は存在しないわけです。
なぜないか?といえば、「需要が少ないから」「作ってもたくさん売れず赤字だから」ということ。それはいまの出版形態での話。もちろん本でも雑誌でも同じです。
でも、1冊100円であれば全国で500部以上の需要があると思うのです。100部、もしくは10部であったとしても電子書籍であればリスクはないハズです。だから電子書籍として出す人がきっといるハズ。
釣り雑誌でも、ひとつの面白そうな記事だけで買ってしまう場合ってありますよね。そのイメージ。
たとえば「2010年 隅田川シーバス 60日間釣行 詳細データ」というようなスーパーニッチな電子書籍があったら、3000円くらいでも年間50部くらい売れる可能性は十分考えられます。ルアーを3つ多く買うよりも最新の情報、嘘のない生の情報のほうが貴重であることは釣り人であれば良く知っているハズですから。
これは出版社が出す情報にはないコトです。
電子書籍で気軽に出版できるようになれば情報の受信者としてだけではなく、情報の発信者となりえる可能性があるわけです。電子書籍の出版・販売が簡単になったときこんなことが起こるんじゃないかと思っています。
またamazonのレビュー機能のようなものがあれば、信頼できる内容なのか簡単にわかるし意味の無い文章は売れないこととなります。きっとこれが進んでいけば本当の情報を持つ人にとっては、雑誌でライターをするよりも自分で出版することのほうがお金になるかもしれませんね。
こんなことを考えていたら電子書籍のことが知りたくなっていろいろと読み始めているわけです。ブログやツイッターなどの無料の媒体の良さは、皆さんよく御存知でしょうけど、無料だからこそのイイカゲンさは感じていると思います。釣り場情報の詳細は皆さん、当たり前で書きませんし、大事なことも勘所も書かない方が多いと思います。有料化することでイイカゲンさを排除したカタチでの有料化が進むことになるんじゃないかな~と期待しています。
まずはポイント情報が、手軽で儲かると思われますので、これが釣りに関する電子書籍の最初になるかもしれません。このあたりは雑誌に寄稿している目敏いプロ釣り師たちが先鞭を切ることになると思いますが、スグにそれは一般釣り人にも降りてくるものと思われます。自作でルアーを作って売っている人もルアーを売るよりもルアーの作り方の情報を売るほうが良いということに気が付くかもしれませんね。
さて、皆さん。どんなマニアックな電子書籍が読んでみたいでしょう?それとも出版してみたいですか?個人的にはやはりハンドメイド好きとして釣具の作り方のコツが売っていたら買ってしまうかも。ちなみにマニアック化は釣りに限らず、いろいろな分野に広がると思います。
商売釣り師だけでなく、一般釣り人も情報を電子書籍というカタチでスーパーニッチでマニアックな情報を発信しだせば紙の媒体では考えられない面白いことになるのではないかなぁと楽しみにしています。
目の付け所が違いますね。
たしかに紙にしないだけでもかなりのコストダウンですね。
すでに音楽業界はダウンロード配信などで押しつぶされつつありますね。
出版業界もコレでいっそう厳しくなるのでしょうけど、
間違えなく需要はあることだと思います。
私も竿つくりや釣りの情報のニッチ情報が数百円ならきっと買うでしょうね。
できさば反対の立場に身をおきたいきがしますけど。(苦笑)
ちょっと興味ある話で私も考えてみたい話題です。
いままでとは違った出版形態になるということがポイントだと思うのです(笑)
常識的な出版形態は時代遅れとなり、
個人出版が一般的になってくると思うのですよ。
そーなってくるとどんなことが起こるのか?
考えていると楽しくなります(笑)
出版業界もやり方次第(いわゆる対素人への出版斡旋)で面白いことになると思うのですけど、さてどーなることでしょうか(笑)
あとIpodが音楽のダウンロード配信にイッキに変えたように
端末で革命的なものが出ればイッキに変わるかもしれませんね。
Ipadやキンドルは、まだまだだと私は思っています。
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