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ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by - 2017.10.19,Thu
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Posted by watari - 2015.02.01,Sun
川口先生シリーズも4回目。はやぶさ帰還から既に4年半がたちました。


この間さまざまな紆余曲折がありながらも、はやぶさ2も完成。去年末には打ち上げに成功し、現時点ではイオンエンジン含めて順調に推移しているようです。


今回のロケットまつりは秋葉原にあるアーツ千代田。新宿ロフトワンよりはずっと健全な雰囲気で、どうやら元々は中学校の教員室だったのかな?ちょっとガラスが大きくて開放的、すぎるかも。


今回ゲットした席はかなり前のほう。川口先生の顔は見える位置でしたが、今回は席の高さに差がなくて後ろの方は全く見えなかったみたい。120人くらいは入れたかな?男女比は8:2くらい?またしても若い人はあまりいない感じ。


さて毎回脱線だらけのロケットまつり。今回はどんな着陸を見せるのか?そうそう川口先生以外の出演は松浦氏、あさり氏、と前回も仕切りだった今村氏。


ちなみに過去のロケットまつりはこんな感じ。そーいえば、今回はチケットには「星に触れた男」とある。題名がちょっとだけ変わってた。そーいや、前回は60回で今回が61回だから1年ちょっとやってなかった、ということなのかな?

2013年10月19日
ロケットまつり42~星に触れる男、はやぶさPM・川口教授 登場~ 印象詳細


さて、いつものように個人メモを書いておこう。個人記憶用なため長め。



・2006年の通信途絶からははやぶさの機体の中のガス排出をしていた。温度は30数度。帰りの最高温度以上とすることで、ガスを完全に排出した。


・はやぶさの体勢を整えるのにキセノンをばんばん使っていたが、そのままでは帰ってこれないので、太陽風を受ける風見安定を使った。(このあたり手振り身振りでの説明でわかったようなわからないような。後ろの人はきっと全くわからない)上目使い10度とか拡散とか出てきたけど、説明上手の川口先生でも、ちょっと微妙な説明だったかも。


・イオンエンジンはねじる力があって、そのトルクを無視することができない


・帰還はそろりそろりと帰ってくることになる。小石をあてられたら倒れるくらい。どのエンジンもよたよた。(これは今回繰り返し使われた)


・バッテリーはカプセルのフタを閉めるのに必要。奇跡があった、と言っている。


・帰還は地球を2周して帰ってくるが、イオンエンジンは複数運転では不安定なので、単品運転をおこなっていた。多少良いエンジンにとっかえひっかえ。


・ちなみに3台運転できるよう設計はしてあったが、実際に3台運転したのはイトカワ到着直前にちょっと使ったきり。


・はやぶさは着陸のため自律化したが、帰ってくるためのイオンエンジン運用に良く使った。(説明は無かったけど、なんとなく西山さんが作っていたような気がする)


・2008年はほとんど広報的な大きな出来事はなかったが、地上の話ではいろいろ(宇宙基本法、月惑星探査Gr【JSPEC】発足、はやぶさ2立ち上げなど)あった。はやぶさは順調に不調。(どーやら嫁さんが気に入って日常生活に使おう!!と言ってた)


・惑星探査がないと若手の研究と教育の機会がなくなってしまう。理想は5年に1回。修士2年と博士3年の計5年。小学校時代に宇宙イベントがないと夢がないとはあさり氏。確かに確かに。


・アメリカはいまは2年に1回は火星に送っている。人材も育つ。


・事業仕分けに呼ばれたときは、驚いた。主計局長がいてパネルではやぶさ2はこんなにお金がかかると言って凍結されてしまった。はやぶさが帰ってきて復活したが。


・はやぶさ2にしても、国内が一枚板ではなかった。今回はサイエンティストに攻撃をされた。さまざまな考え方があるし、それは仕方がないが。(このあたりは川口先生、松浦さんともに話しにくそうであった。だけど言葉が足りず、前提がわかっていればなんとなく感じ取れるけど、全然知らない人にとってはちょっと不親切であったかも)


・探査の基本は「遠くに行きたい。見たことのないものを見たい。」という好奇心。


・近い将来ではなく遠い将来は有人探査になるは自然な成り行き。一国では規模として取り組めなくなるから多国間の協力が必要となります。


脱線し続けて現実社会の話が長くなったので、このあたりからはやぶさ世界に戻りました。


・エンジンの運用では位置を確認して、姿勢を計算して、進路を計算するを繰り返していた。ただ週末は運用を休止しているのだけど、はかったように週末にイオンエンジンが止まる。あさり氏曰く、「見てないから止まるのでは?」


・イオンエンジンは電圧が上がってくると加速度的に寿命が無くなってくる。


・ちょっとでも良いイオンエンジンを使っていたが、西山君は大胆で、走れと鞭を振るう。


・ニコイチ運用については、まずダイオードが必要という認識が全く無かった。だからニコイチ運用ができないことという認識もなかった。


・ここで松浦さんが國中先生は川口先生に設計変更の段階で言っていた、と言っていたがとのことだが、もし知っていたらダイオードは2個付けていたハズ。だから知らなかったと思うとのこと。説得力がある感じだけど、後付け理屈っぽいような。


・単独運用中のイオンエンジンがどうにも動かなくなったので、広報にて国民に報告・楽になった時点でニコイチ運用をおこなった。一か八かだったから。通信を切ってワット数を稼いでニコイチ運用をおこなった。本当に動いたときは信じられなかった。


・ウーメラ着地の1年前には回収隊を組織。同じ季節に視察に行った。資源の国は役人が一番。環境関係にうるさかった。


・はやぶさが実際に行ってきて、推定が確定になったことがある。宇宙風化が確定した。
隕石にその痕跡が無かったのは大気圏で宇宙風化がはがれてしまっていたから。


・今後は海外交渉が大事。カプセルの耐熱カバーは実は海外から買ってこようと思っていた。だが、核弾頭の先端と同じ技術で門外不出。ただアメリカから買うつもりで交渉をおこなっていた。


・はやぶさ2にはKaバンドのアンテナが付いているが、日本には受信機がない。アメリカとヨーロッパから借りることとなる。ギブアンドテイクでどこがバランスポイントになるかを良く考える。今回はドイツのランダーを乗せることとなった。たった10kgであるけど、それによってKaバンドのアンテナを借りることとなった。バランスが重要。ただはやぶさが帰ってこなかったら、話も聞いてもらえなかったかも。


・通信技術はアメリカと比べて劣っている。とても恥ずかしくて仕方が無い。


・ウーメラにおろすときの計画は最初の計画は早々と崩壊して、やりなおした。川口先生曰く「準備不足と思うでしょ?そうなんです」とのこと。よくできたもんですとのこと。


・帰還直前から世間が盛り上がりに関しては、気にしている暇がなかったからわからなかった。


・帰還直前でも、イオンエンジンは問題があってそのときも西山君は大胆。


・ウーメラ帰還と、あかつきとイカロスの打ち上げのタイミングが一緒だった。ローンチウィンドウは半年あったんだから、打ち上げ延期すればよかったのに。今でこそイカロスもはやぶさもハッピーエンドだが、両方とも失敗したら精神的にもちこたえられたか。イカロスに関してはアンテナタイムの確保も難しかった。


・このころ「そうまでして君は」という短文をJAXAサイトに書かれた。いままで取材した印象では川口先生がこのような文章を書くとは想像できなかったが?ということだが、言葉を濁して非常に短い時間で書いたとのこと。このプロジェクトに打ち込めたことを感謝。続いていることがありがたかった。正直、ここは突っ込んで欲しかったところ。


・ウーメラから衛星通信を使って中継したかったが、実験はいいけど事業はいけないという理由で断念。とてもつまらないことが障害となる。


・カプセルを切り離したあとは地球ではなく、九州の内之浦の写真が取りたかった。日本を撮らなければいけないと思っていたが、時間が過ぎてしまって日本が撮ることができなかった。カメラはW2というスタートラッカーのサブだったので最後の最後に役に立った。ここも突っ込む角度がちょっと違う気が。最終盤となり終わりの時間が気になっている雰囲気。


・一番うれしかったのはビーコンを受信したとき。歩けば必ず見つかる。國中先生はとなりのオーストラリア監督官に日本語で「見ろ、ちゃんと落とすと言ったろ」と言ってしまった。それくらいオーストラリアはうるさかった。


・オーストラリア監督官は相模原にも来ていて、着陸運用の軌道修正するには監督官がサインして初めて出来る。


・カプセルの加速度計が死んでるか生きているかのどちらでも、生きるように計画を練った。ちゃんと落ちてきたのは奇跡的。


で、ここで終了。ぎりぎりでカプセルが地球に戻ってこれた。良かった良かった。


これからの探査やフィラエなどの他国の探査機のことも聞く予定だったが時間いっぱいとなってしまった、とのこと。今回は休憩もなく2時間半。個人的には短く感じました。帰還後の成果とかも聞きたかったなぁ。


ただどうも進行が準備不足というか劇的な印象の残っているところをどう聞いたものか?と悩みがあったのかもしれないけれど、もう少し突っ込んで欲しかった。あとはせっかく集まったのだからいまだから聞ける質問コーナーがなかったのが残念。聞くだけならポッドキャストと一緒という意見がツイッターにあったのが印象的。


次回がどういった形になるかわかりませんけど、とにかく楽しみにしておこうと思います。
 
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