久しぶりに風邪をひきました。
自分にしては珍しく寝込みました。最近、寒くなりましたからねぇ。
まだちょっとダルさがありますが、なんとか明日は動けそうです。
最近、百貨店や骨董市に行くと漆器に眼が行きます。
いままで陶磁器には興味があったのですが、漆器には興味がなかったのです。
ですが、変わり塗りをするようになってから、模様の具合を魅入ってしまいます。
ホンモノの職人さんが丹精こめた作品はやっぱり凄くて、ここまでには至らなくても真似事くらいまではやってみたいなぁといろいろ工夫をしています。
私の好きな色具合に津軽塗の唐塗とか、ななこ塗りがあるのですが、私も真似したくてトライしていますが、なかなか上手くいかない。
ネットで調べてみても具体的なことは出てこないので、ためしに図書館で調べてみたら津軽塗の本があったので借りてきて読んでみたのです。
コレが津軽塗の発祥やら歴史やらは予想していたのですが、作り方のノウハウが予想外にいろいろ書いてありました。さすが専門に書かれているだけあって、素人にとっては目からウロコって感じのこともあって、これから試してみるのが楽しみになりました。ちょっと涼しくなって塗装の乾燥は遅くなるけど、ノンビリいきます。
アルコールストーブ作ってみました。
最大の問題点は・・・アルミ缶の入手。
私は基本的にビールもジュースも飲まないので、入手に手間取りました。ちなみに今回は実家からもらってきました。
作り方はいろいろなHPで解説されているので省略。
で、完成はこんな感じ。火口はΦ1×32個。
飲まないビールの塗装だとちょっと気に入らなくて、リューターで塗装落とし。綺麗に取れました。
で、燃焼テスト。
最初のプレヒートの段階では真ん中でチロチロと燃えて、缶全体の温度アップ。それにより内圧が上昇していきます。
で、本燃焼。
最初の頃は青い炎でしっかりしていましたが、しばらくすると赤い炎がガンガン。
鍋を載せるとそれほど目立たないし、使用できないことはないのでしょうけど、ちょっとオカシナ感じ。明らかに酸素が不足している。
う~ん。どーしてだろう?燃料を少なくいれすぎ?火口が小さい?真ん中のプレヒート部からガスが噴出してる?よくわからん。
というわけで、これはこれで使えそうなので取っておいて、次作でいくつか修正して再トライ予定。あとは風防と五徳も作る予定。
ちなみにこの燃焼テストは嫁の寝たあとにキッチンでやったんですが、写真見られて『アブナイ!!』と怒られました。水場が近いので良いかな~と思ったのですが。次回は危なくないように野外でやる予定です。やっぱり風防が必要だ。
雑司が谷の鬼子母神堂と大鳥神社で同時開催されていた『手創り市』に行ってきました。嫁も私も、以前からハンドメイドのお祭りが好きでよく通っていますが、コチラは初めて。この手創り市は都内最大級とのこと。
現地着は11時前。あっつい。めちゃめちゃ暑い。
午前中なので、それほど混んでないかと思っていたのですが、お客さん、たくさん。すげぇ。お客さんは若い女性とおばさんが中心。どちらかというと私のようなおっさんはいない感じ。鬼子母神堂は巨木に囲まれた雰囲気のある場所でした。
出品者はさすが都内最大。かなりたくさんいらっしゃいます。どちらかというと素人に毛が生えた感じではなく、ほぼプロの方。個人的には素人の作品のほうが見ていて楽しいのですが、この手作り市では少ない感じ。
もちろん、見たこともないような手作り品に、目からウロコというモノもありました。
嫁さんはいくつか琴線に触れたモノを購入していましたが、私は基本的には見てるだけ。出ている品が男性向けではなく、女性向けってことが大きいです。釣具とかあれば楽しいのですが、そーいうものは一切なし。手作り釣具市とかあったら、きっと楽しいのですけどねぇ。
でも、手作り市は見てるだけで楽しくなるし、いろいろ作りたくなってくるのです。
今回も作品を見てまわって良い刺激を戴いて、たくさんアイデアが浮かびました。
そのアイデアを忘れないようにメモしておいたので、頭の中で抱卵するようにアイデアを暖めて、いつの日か、その卵から鳥が抜け出てこれるようにしたいなぁと思っています。もちろんおこづかいの範囲で・・・ですけどね。
この手創り市は毎月開催とのこと。季節が変ったら、また遊びに行こうかなと思っています。
器のクチが欠いてしまっているものを金継してみました。
本来、金継は漆と金粉を使った日本古来からの器の補修です。
ですが、ホンモノの漆は扱いが難しく、また金はとても高い。
今回補修する器は、個人的に気に入った器ではあるものの、それほど高価なモノではないので、金継モドキとしました。
というわけで、今回使ったのは釣具屋で売っているカシュー塗料の金(黄銅粉)。ちなみにホンモノの金粉の値段を日本画材屋さんで聞いてみたところ、0.4gで5500円とのこと。そりゃ、そーだよね。。。やっぱり無理。
補修方法はそれほど難しくないです。
・プラモ屋で購入したエポキシパテを使って、切り欠き部を埋める。
・24h乾燥後、カッターで大まかに削って、紙やすりで整える。
均すときに器をキズ付けないこと。
・パテ部にカシュー(金)を塗る
これで完成。注意点としては、電子レンジは駄目とのこと。
器に金の取り合わせは、とても映えます。
今回は洋食器も金継してみましたが、悪くないです。
こちらは10年ほど前に四国にバイクツーリングに行ったときに砥部で直接買った砥部焼。
丈夫な民芸で、おおらかな草の文様が気に入っています。
こちらは祖母からもらったコーヒーカップ。独特な赤色が気に入っていました。金と合います。どこで作っているものかわかりませんが、益子焼かも?よくわかりません。
こちらは嫁さんの実家の蔵から出てきた江戸末期(推定)の器。古いことは間違いないけど、よく見るとB級品で作りが拙く、ヒビが入っていてよく欠ける。
でも、それが作り手の存在も醸し出し、味わいがあってお気に入り。
これからも大事に使っていきます。
ちなみに今回参考にした資料はこちら。『金繕い』として載っています。こちらにはホンモノの金を使用したやり方が書いてあります。蕎麦猪口の年代の見分け方や、骨董の楽しみが載っていて、なかなか読み応えがありました。
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