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ゆっくりでも止まらなければけっこう進む
Posted by - 2024.04.25,Thu
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Posted by watari - 2015.06.13,Sat
そーいえば、今日ははやぶさの日だった。

忘れていたわけではないけれど、最近バタバタしすぎていて情報源であるツイッターもオチオチ見ていられない。困ったもんです。

今日は、相模原周辺では「はやぶさの日」としてイベントもけっこうやってたみたい。う~ん。せっかくの土曜日なのに行く気力が湧かなかったのよねぇ。

もう5年か~。でも、はやぶさ2も打ちあがったし、楽しみもこれから。はやぶさの日で定着してくれると休日のない6月に休みが増える、かも?
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Posted by watari - 2015.04.19,Sun
本日4月19日。調布のJAXAの航空宇宙センターの一般公開に行ってきました。相模原の特別公開は何回か行ったことあるんですが、調布の方は初めて。昨日知って慌てて準備して行ってきたしだいです。

10時スタートに対して、10時半頃着いたのですが、けっこうな混雑。お子さん連れが多い感じ。ちなみに第一会場と第二会場があって、最初に第一会場のほう。大きな会場となるほうです。

見るべきポイント(会場)には番号が振ってあって、そこを順番に見ていくわけなんですが、相模原と比べると航空スタンスだけあって、エンジンと風洞が多いこと。あっちもこっちも風洞かよ?と最初は思っていたんですが、それでも意外と面白い。あまり飛行機ってものに興味が無いのですが、ここまでシッカリ見せ付けられると面白そうだと思ってくるのが不思議な感じ。

第一会場はお昼過ぎには観終えて、第二会場へ無料シャトルバスで。

第二会場のほうは小さいながらも密度が濃い。

飛行機やヘリの実物があったのもそうだけど、ヘリのフライトシュミレータは凄かった。子どもは面白がって最前線で見てたけど、私も含めて大人たちは画面見ているとフラフラして気持ちが悪くなってくるぐらいの臨場感。

小さいお子さんは画面見ていて転んでしまうくらい三半規管を試される感じでしたね。あれできっと訓練するんだろうけど、あれならしっかりとした勉強が出来そうな感じ。

他にもコンコルドのソニックブーム体験も面白い。飛行機が早くならない訳はこの影響とまでは知っていたけど、こんな音(ド・ドーン)ならコンコルドも廃止されるはずだ。

けっきょく15時半くらいまで観て終了としてましたが、今回初めての調布でしたが、なかなか面白かった。まだ筑波のほうは行ったことないですので、来年あたり行ってみたいなぁ、と思っています。
Posted by watari - 2015.02.01,Sun
川口先生シリーズも4回目。はやぶさ帰還から既に4年半がたちました。


この間さまざまな紆余曲折がありながらも、はやぶさ2も完成。去年末には打ち上げに成功し、現時点ではイオンエンジン含めて順調に推移しているようです。


今回のロケットまつりは秋葉原にあるアーツ千代田。新宿ロフトワンよりはずっと健全な雰囲気で、どうやら元々は中学校の教員室だったのかな?ちょっとガラスが大きくて開放的、すぎるかも。


今回ゲットした席はかなり前のほう。川口先生の顔は見える位置でしたが、今回は席の高さに差がなくて後ろの方は全く見えなかったみたい。120人くらいは入れたかな?男女比は8:2くらい?またしても若い人はあまりいない感じ。


さて毎回脱線だらけのロケットまつり。今回はどんな着陸を見せるのか?そうそう川口先生以外の出演は松浦氏、あさり氏、と前回も仕切りだった今村氏。


ちなみに過去のロケットまつりはこんな感じ。そーいえば、今回はチケットには「星に触れた男」とある。題名がちょっとだけ変わってた。そーいや、前回は60回で今回が61回だから1年ちょっとやってなかった、ということなのかな?

2013年10月19日
ロケットまつり42~星に触れる男、はやぶさPM・川口教授 登場~ 印象詳細


さて、いつものように個人メモを書いておこう。個人記憶用なため長め。

Posted by watari - 2013.10.19,Sat
60回目のロケットまつり。
川口先生の第3回目。


前回から1年と9カ月とずいぶんと時間が空いてしまったけど、楽しみに待ってました!!ちゃんとやってくれるかちょっと心配になってましたけどね。

今回の進行役は松浦晋也氏と浅利義遠氏と今村勇輔氏の3人。

前回は会場に机が置いてあったのだけど、今回は第1回目と同じように机もなく椅子がミッチリ系。でも、第1回目ほどの人出じゃないのかな?相変わらず男性9割で女性1割。年齢層はちょっと高め。20代の方はホントにチラホラという感じ?

今回の整理番号は二桁前半でしたが、上手い具合にかなり良い席で見ることができました。やはりチケ取りのスタートダッシュは肝心です。

前回はイトカワ本番着陸直前で終了。

今回は、イトカワへの第3回目の着陸。
この着陸から「はやぶさ」のジェットコースターのような試練が始まるわけです。

もちろんなにが起こったのかについては知識として知っているわけですけど、PMであった川口先生の言葉で話を聞くと、やっぱり違いますね。本当のコトが聞くことができている、と実感できます。やはり本物の言葉はチカラがあります。

ちなみに進行役は前回の松浦さんから今村さんに変更。
川口先生も松浦さんも話し出すと止まらない感じなので、今村さんのような立ち位置の方は必要だと思いました。

さて、以下は未来の自分のためのメモ。

話を聞いているときに印象に残ったことを手帳に書きとめているのだけど、第1回目と第2回目もいまさら読んでみると、これがまた面白い。多少面倒でもやっておきました。

Posted by watari - 2013.07.28,Sun
DSCF9703_1024.jpgJAXA相模原キャンパス特別公開2013でおこなわれたJAXA×JAMSTECの連携企画トークイベント公開シンポジウム「宇宙と海に生命を探す」を聴講。

場所は相模原市立博物館の地下1階。去年は高井氏と矢野氏の2人でしたがその講演も聞いているので、非常に楽しみにしていました。
 
皆さん、さすがプロで話が面白く、引き込まれました。
特にパネルセッションでの高井さんと山岸さんの論争(といっても笑いを交えての)は楽しかった。橋本さんもエンジニアとして私は非常に共感が持てる。矢野さん、これからも黒幕として頑張って欲しい。

いまこの瞬間から「アストロバイオロジー」が進化しかけているのではないか?と感じるような楽しい瞬間でした。
 
いろいろメモったので自分用に残しておきます。
最近ホントに記憶を外部機関に残すことって、大事だと思うことが多くなりました。
Posted by watari - 2013.07.28,Sun
DSCF9744_1024.jpg今年も行ってきました。
3年連続3回目。(去年【2012】一昨年【2013】はこんな感じ。)
 
 
朝早く出発するも、今年も東名高速は大渋滞。どうやら事故のようで完全ストップ。慌てて途中で降りて、下道で。去年も痛い目にあったのに同じことを繰り返してしまった。次回からはどーいうことがあっても下道で行くことにします。
到着は9時40分。予想よりも30分程度の遅刻。
 
まずは相模原市立博物館へ直行。
 
DSCF9746_1024.jpg最初の最初は、今回の第一目的であるはやぶさがイトカワから持って帰ってきた微粒子の世界初の一般公開の整理券をもらう。
 
既に行列が出来ていて、その最後に並んだところ、これが驚きの最終組でゲット。皆さんさすがのイキオイ。ギリギリでした。
というわけで微粒子は、本日最後に見ることに決定。

 
DSCF9703_1024.jpgそして第2の目的であるJAXA×JAMSTECの連携企画トークイベント公開シンポジウム「宇宙と海に生命を探す」を聴講。非常に面白かったので、まとめてたら、非常に長くなった。なので別枠でまとめて投稿します。
 
その後、学食で私はカツカレー(450円)、嫁さんはカレー(350円)を食べる。最近の学食は美味しいのね。腹ごしらえも済んだので、JAXA内を見学。
 
DSCF9733_1024.jpgはやぶさブースでは西山先生に久しぶりにお会いできました。
イオンエンジンについて熱く語っておられまして、いくつか質問をしたところひとつの質問に対し、10個の回答をいただけました。伝統です。
 
DSCF9734_1024.jpgなんでも、はやぶさで不具合を起こしたところは、耐久2万時間でOKだったが、1週間ごとの繰り返し断続運転で熱膨張の違う異種材料によって不具合が起きてしまったとのこと。そのような想定していなかったのが問題であったとのこと。

DSCF9731_1024.jpg新たなイオンエンジン(はやぶさ2)では試験も実施してあるし、不具合が起こる可能性は非常に低くなっているとのこと。イオンエンジンの調整は4個ともほぼ同じになっているとのこと。またはやぶさ2では、イトカワよりもちょっと近くなったので、イオンエンジンの稼働時間は半分ほどとのこと。以前お会いしたときより若干痩せられていたけど、非常にイキイキされていました。来年の打ち上げが非常に楽しみです。
 
DSCF9711_1024.jpg月着陸探査機SELENE-2では、着陸地点総選挙をやっていました。
悩んだ末に私は活動党のイナに投票。
ちなみに嫁さんとは相談しませんでしたが、同じイナちゃん。
結果はこちら。第一位は縦穴でした。
なぜ縦穴?あまり魅力を感じなかったんだけど。
 
DSCF9730_1024.jpgイカロスブースは子どもに大人気。
DVDが発売されていましたねぇ。冬眠したり見つけたりとまだまだ元気。
今後の日本の宇宙開発を礎として頑張ってくれました。

DSCF9727_1024.jpgあかつきブースにあった千のあかつき。
あかつきが火星探査成功すること、ホントに祈ってます。
 
他にもいろいろと気になったところはありますが、とりあえず全て見てまわりました。陽射しは去年・一昨年ほどではなかったのが幸い。なんとか倒れずに見てまわることができました。
 
DSCF9742_1024.jpg見終えたあと再び相模原市立博物館に戻り、「片道から往復へ」の企画展を見ました。その後、はやぶさがイトカワから持ち帰った微粒子を見ます。
 
時間は16時半頃。
17時で博物館が終了ということで、終館間際です。
 
DSCF9769_1024.jpg見る直前に、はやぶさ2へのメッセージで川口先生のコメント。
それがお見事、またしても天の邪鬼。
「これが本番、2号機じゃない」確かにそのとおり。
きっと、はやぶさ2という名前、反対だったんだろうなぁ。
 
DSCF9775_256.jpgさて、本番。
光学顕微鏡で、はやぶさのお土産を見ました。綺麗でした。イトカワから実際に持ってきたモノ。実物をこの目で見てきました。透明で光っていて、とても綺麗でした。

 
DSCF9767_1024.jpgDSCF9780_1024.jpg大きさおよそ0.05mm。髪の毛の半分という説明でした。
カンラン石という種類でペリドットという宝石と同じそうです。
時間にして30秒ほど?目に焼き付けてきました。このために、はやぶさは飛んだんですね。
 
その後、実際のキュレーターの方にお話しをうかがったところ非常にこれが面白い。たとえばカンラン石は地球でも一般的なモノだけど、はやぶさが持ってきた微粒子の組成はマグネシウムと鉄の割合が地球由来のものと異なることがわかっているとのこと。なるほどなぁ。

閉館の案内があったのにも関わらず、みなさんお話を熱心に聞いていました。私も電子顕微鏡を実際に触れたことがあるんで、細かなことを話を聞いたんですけど、とても詳しく答えていただきました。

はやぶさのお土産は世界各地に既に配られているようで、来年、再来年くらいには各地から研究結果が報告されるのではないか?とのこと。
 
ちなみに今回の展示はJAXA所有の微粒子とのこと。
これを展示することで、税金で運営しているJAXAの成果を、納税者の皆さまに還元させていただく、とのこと。
納税者として、しっかり還元させていただきましたよ。
 
さて、今回で3回目ですが、飽きることなく展示が面白い。
来年もきっと行くでしょう。楽しみにしています。
 
Posted by watari - 2012.12.22,Sat

 

『宇宙基本計画(案)』へのパブリックコメントを募集しているとのことで、ツイッターと動画での松浦晋也氏の呼びかけに応えて「はやぶさ2」に対して送ってみた。
(動画は2時間超ありますが見応えがありますので必見です)
 
初めて送ってみたのだけど字数制限があるとは知らず、長文をイキオイで書いたのでこちらに保存しておこうと思う。結果的にはこれを半分くらいに削って送ってる。パブコメということで冷静なところだけを抜き取ってます。伝わると良いのだけど。
 
もし「はやぶさ」に興味を持って、続きの夢を観たい方はコメントしてみてください
納期は12/25。場所は内閣府HPのこちらです
 
以下は全文。送ったのはこの半分くらいにしたもの。
Posted by watari - 2012.08.05,Sun

昨日、コスモプラネタリウム渋谷で「Eternal Return -いのちを継ぐもの-」を観てきました。

監督は上坂浩光さん。『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』の監督さんです。この方も三鷹で「はやぶさと映像」講演会帰還1周年講演会でお会いしているせいか、親近感を勝手に持たせていただきています。ちなみにプラネタリウムは探査機はやぶさ帰還の翌週に、相模原博物館で『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』を観て以来でした。

 
今回の作品を観たいと思ったキッカケはやっぱりツイッター。
ツイッターで上坂さんが事前情報としてYoutubeのトレイラーをアップされたのですが、その美しさにいつかは本編を観たいと思っていたのです。
 

土日祝日は、13時と16時から。他にも時間によっては「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-帰還バージョン」もやっています。
 
HPには混雑情報が流れていたので、ちょっと余裕を持って10時15分には会場に到着して、早めにチケットをゲット。値段は大人600円。その後、嫁さんは本屋さん、私は中古釣具屋を巡って、12時半ほどから会場に着いて入場しました。
 
全天周映像ということで当然プラネタリウム。
コスモプラネタリウム渋谷は、それほど大きくない。でも独特の雰囲気がありますね。映画自体にあまり行かなくなりましたが、プラネタリウムなら行っても良いかも。
 
最初に本日の星空の解説が15分ほどあった後、本編となりました。
本編自体は35分間という、わりあい短い時間ですが、上坂さんの思いが詰まっているなぁと感じました。
 
作品はまず最初に非常に美しい。そして、非常にわかりやすく、そして心が動かされました。ホントに我々は名も知らぬ星の超新星爆発の星屑なのだなぁ、ということが改めて感じさせられますし、生きていることも奇跡なんだということも感じました。またエンディングに流れる歌がいいんですよね。歌詞も良い。作詞は上坂さんのようです。
 
小さなお子さんには、作品の大きな広がりがわかりにくいかもしれないけれど、小学校高学年くらいから高校生くらいが観ると、私のようなおっさんが感じることととはちょっと違う感想をもらえるかもしれません。
 
惜しいことにやっぱりプラネタリウムということもあると思うけど、短いのです。もっと楽しんでいたい。でも、どうやら次作、次々作?もあるようですので、どんなストーリーになるのかワクワクしながら大期待して待っています。
Posted by watari - 2012.07.28,Sat

 

去年に引き続き、今年もJAXA相模原キャンパスの一般公開に行ってきました。
 
今回は嫁さんが帰省中のため、私一人。
一人では面白くないかも?とちょっと迷いましたが、一人でフラフラしていても暇ですから行ってきました。
 
今年も車で行ったのですが、行く道がかなり渋滞。思いのほか時間がかかり、到着は開場時間の10時くらい。駐車場はかなりの台数で、あとからツイッターで確認したところ11時には満車だったようです。
 
で、まずは物販を物色。
とりあえずお金は落とそうと、いくつか購入。
 
2012_07280016_640.JPGその後、第1会場の入ったところで「はやぶさ2」発見。
去年までは「はやぶさ」がいたところですが、アンテナが変わってますね。他にも細かなところが変わってるのかな?パッと見ではわかりません。ちなみにこの写真のなかで「はやぶさ2」のプロマネの吉川先生と、IES兄こと細田先生が映ってます。普通に溶け込みすぎて一般の方は気がついてないんでしょうね。
 
2012_07280005_640.JPG2012_07280006_640.JPG月探査の月のカラフルな生写真はちょっと欲しかったけど、子どもが行列しているところにおっさんが並ぶには恥ずかしかったのでパス。
 
右の写真が噂のぺネトレーター。開発期間が25年以上になって失敗してしまった、ということがパネル展示されている。民間だとこれは出来ないな。だいたい記憶から消されてしまうパターンが多いかも。かぐや次期タイプも開発予定とのことなので、この技術がどこかに発展していくことを期待。
 
2012_07280011_640.JPG2012_07280017_640.JPG2012_07280050_640.JPG「イカロス」の7μmのポリイミドフィルムはホントにペラペラ。土星探査にはこれ以上薄くしなくちゃいけないのだろうか?そうそう、「イカロス君のうた」が2012年秋に発売予定だって!!誰が仕掛けてるんだろうか。なんだか凄い。
スーパーマキシマムサクセスのイカルスは今は冬眠中とのことで行方不明だけど、臼田さんが探してるらしい。見つかって今後も動いてくれるといいなぁ。
 
2012_07280029_640.JPG電気推進エンジンのイオンエンジン「μ20」も直接見れた。真ん中で青く映っているのがそれ。「はやぶさ」に載ってたのは「μ10」は直径が10センチ。今回見れたのは20センチってこと。深宇宙探査ミッションで使われることを前提に開発されているみたい。
 
 
 
その後、相模原博物館で開催される矢野創氏の講演会に移動。
今回は「JAXA JAMSTEC 連携協定締結記念トークイベント」ということでJAMSTEC『独立行政法人海洋研究開発機構(Japan Agency for Marine-Earth Science and Technology:JAMSTEC ジャムステック)』の高井研氏(深海など極限環境の微生物を専門?とする微生物地球学者)とのクロストーク。
 
200人定員で満席。大人気でした。
 
内容の抜粋は以下。
 
・JAXA(宇宙)とJAMSTEC(海)とは、頭文字Jくらいしか共通項がないかもしれないが、フロンティアを開拓し、知らないことを知りたいということ。また生命探査も同様かもしれない。
 
・前日も開催されており、前日までの内容としては「まだ妄想段階であるが土星衛星のエンセラドスの海水サンプルリータンがやりたい」とのこと。これはあくまでも妄想段階であり、JAXAとJAMSTECはまだまだ無関係であるから、あまり変なところに書かないでくれ、とのこと。ま、個人のブログならいいでしょ?
 
・なぜ妄想かというと、まだまだ全然技術力が足りないということ。
20年くらい掛かる見積もり。
 
・火星での生命探査では、地球と同じ生命系が見つかってもおかしくない。地球や火星での隕石の交流?があるから。つまり親戚が見つかるかもしれない。土星であれば、その可能性は少ない。本当の地球生命系との隣人が見つかる可能性がある。
 
・エンセラドスは500kmの小さな星。探査機カッシーニにより海水の噴出が確認されている。なぜ噴出がおこっているのかは不明。
 
・生命のサンプルリターンは技術的にも厳しいが、さらに宇宙検疫が必要となる。こうなるとJAXAには知見がない。JAMSTECは深海からのサンプルリターンを普通にやっているから、この分野は非常に強い。
 
・いまの生物学は地球生物学である。エンセラドスの探査から宇宙生物学(真生物学)がスタートできる。
 
・カッシーニが探査してみた海水の分析結果からすると、生命は「出来すぎる」。多様性がありすぎて、標的を絞れない。海水の濃度がわかれば、いろいろなことがわかる。
 
・検疫の問題があると、はやぶさのようにウーメラ砂漠に落とすというと駄目だと言われる可能性が高い。また日本に落とすにも日本は小さい。ならば公海に落とせばいい。JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」にはその技術がある。また船中で検疫も分析も可能である。これは日本の強み。
 
・なぜできないのか?ではなく、どのようにできるようにするかがこれから課題。
 
と、2人の盛りだくさんがトークは非常に興味深く面白かった。科学でワクワクできるというのは、なんと平和で幸福なことだろう。質問コーナーもあったんだけど、後からエンセラドスの往復探査にはどのくらいの期間が掛かるのか聞けばよかった。
 
はやぶさで7年でしょ。となると打ち上げてからラクに10年以上はかかりそうだ。そーなると私が生きているあいだに戻ってくれるのか、ちょっと微妙ですが応援していきたいと思います。
 
2012_07280030_640.JPG2012_07280047_640.JPGb830f08d.JPG他にもいろいろと見てまわったけど、トークイベントでけっこうお腹イッパイで、あまりの暑さに14時には帰ってきました。飲み物1L準備していましたが、足りないです。
 
2012_07280038_640.JPG2012_07280044_640.JPG2012_07280046_640.JPGかなり楽しいイベントです。
ですが、真夏の暑い時期じゃなくてもいいんじゃないかな~とは思うけど、研究や試験などを考えるとこの時期になっちゃうのかな。
あと、子どもたちが楽しんでいたのも心強かった。彼らが楽しんでくれれば、これからの日本の未来は明るい。皆様の研究活動をこれからも応援していきます。
 
 
Posted by watari - 2012.04.14,Sat

せっかく綺麗に咲いた桜が、雨と風で散ってしまいました。
自然なこととはいえ、ちょっと寂しい。
でも、来年も咲くのを楽しみにしています。

2年前の6月13日。
「はやぶさ」は地球に帰ってきました。
工学実験衛星として、技術を獲得するために必死で帰ってきたのにも関わらず、本番の探査の予算が足りない。タイムリミットが近いのです。

流行り廃りが世の中の常とはいうけれど、個人的に非常に口惜しい思いをしていました。

確かに震災でお金は足りない。
宇宙開発は世の中に役立たないという人もいる。
でも、宇宙開発は将来の投資として必要と思うのです。
技術の蓄積は一朝一夕にはならないのです。

せっかく世界の先端を走りながら、足を引っ張られ、世の中に出れなかった技術はたくさんあります。足を引っ張るのは得意な人が多い世の中です。出る杭は抜かれる。出すぎた杭は抜かれる。そんなことが許されて良いのか。

そんな中でJAXAは正式に寄付を募りました。

人気投票になってしまうから寄付はどうなのか?と川口プロマネは言っていました。確かに開発は人気投票ではありません。日のあたらない開発ほど重要な基盤となります。ですが、私としてははやぶさの映画を観たり、はやぶさ本を読んだりするのも良いかもしれないけれど、でも、ホントに期待していたのはこれからの継続的な宇宙開発。ドキドキと楽しい将来の夢を描きたい。だから、JAXAが寄付を募ったのは嬉しかったのです。

寄付は非常に簡単です。
こちらの頁からインターネットによる寄付ができます。
http://www.jaxa.jp/about/donations/index_j.html

 

『はやぶさ2』をはじめ、以下のことに個別に寄付を出来ます。

『有人宇宙船/有人打上げロケット』

『「きぼう」日本実験棟の利用』

『宇宙科学研究』

『環境に優しく安全な旅客機』

『未来技術研究』

『地球環境を守るための衛星利用』

『イプシロンロケット』

『宇宙教育』

また『その他、現在募集中の事業すべてに寄附』することも可能です。

はやぶさから受けた事柄は、いまの私にとって小さくないと感じています。
感動もしました。でも、それ以上のことを私に植え付けました。
日常生活も変ったような気がしています。

 

ちょっとでもお礼がしたくて、ツイッターで気がついたときにはすぐに寄付をしていました。もちろんはやぶさ2も見てみたいけど、他のことにも寄付がしたいなぁということで、私は『はやぶさ2』と『その他の事業全てに寄付』とふたつに寄付をしました。いくらかは内緒。私にしては背伸びした金額です。

これから寄付が広がること。
そして開発が継続されることを期待しています。

 

Posted by watari - 2012.03.17,Sat

う~ん・・・。
これって、ヒジョーにビミョーでしょ?違う?

正直、呆気にとられてしまった。

Posted by watari - 2012.01.15,Sun

前回は2010年12月5日。1年ちょっと前。
川口先生の本音が聞けて、非常に楽しかったので、今回も行ってきました。場所は前回と一緒で新宿歌舞伎町ロフトプラスワン。
進行役もこれまた前回と同じで松浦晋也氏、浅利義遠氏、笹本祐一氏。

チケットはローチケ発売で、前回よりも客入りを抑えた模様。ちゃんと机もあったし、トイレの移動も出来てたし。でも、やっぱり超満員。参加者の見た目は男9割、女性1割。年齢はあまり若い人は少なく30~40代が多かったかな?

ちなみに今回は取れたチケットの整理番号は1桁代。
整理番号順で入場するため、かなり良い席で見ることができました。

前回は川口先生の若かりし頃の話があったりして、肝心の「はやぶさ」はロケットを打ち上がったところで終了。

ということで、川口先生が入場して着陸。いや、着席した途端、太陽電池パネルが開いたところから、前置き無しで発進。でも、それが良い。

今回は前半分はニコ生があるからか、アルコール無しでスタート。前回は最後のほうは口が回らなくなるくらい飲んでたんだけど、自主規制したのかな。

あと前回も思ったけど、進行役の松浦さんが素晴らしかった。まずは凄まじい記憶力。カンペ無しでどーして日付まで出てくるのか。プロだとしても凄い。また進行役としても時折脱線しつつも本質も捉え、川口先生の話が引き出せたのではないかと思います。


以降、今回の講演の個人的なメモ書きまとめ。


Posted by watari - 2011.12.12,Mon

元「はやぶさ」プロジェクトマネージャの川口教授の檄文。
はやぶさに勇気をもらった方々には是非とも読んでいただきたい。

『はやぶさ後継機に関する予算の状況について』

ウィークデーの更新はしない主義ですが、今回は別。
はやぶさ2の予算が大幅縮減されるという報道が出ていて、ここ数日悔しい気持ちでいっぱいでした。

川口教授の文章の最後には、このようにありました。

『はやぶさ後継機(はやぶさ-2)を進めることに政府・与党の理解を期待したい。
この文章をお読みになった方々から、草の根的であっても、それぞれの方法であってでも、政府・与党にメッセージを出していただければと思うものです。』

草の根の1人としてブログにアップさせていただきます。

またロケット祭りの松浦さんの緊急会見もあります。合いの手を入れる人がちょっと引っかかりますが、裏事情やなぜこんなことが起こってきているのかがわかります。2時間ちょっとありますので時間がありましたら。ご参考まで。

「はやぶさ2はいま」松浦晋也緊急トーク番組

Posted by watari - 2011.10.15,Sat

映画『はやぶさ/HAYABUSA』観てきました。
企画が発表された段階では、全く期待していなかったのです。
たいがい内容が改変され、そのうえ映画独特の面白オカシクされてしまうことが多いためです。

ですが、宇宙作家クラブの辛口の笹本氏が試写会で観たあとの感想をツイッターで曰く「みんな、大丈夫だ」とのコメント見て、観てみることにしました。

140分との長時間でしたが、長さは感じませんでした。ストーリーの流れは当然のようにわかっていますが、ショートストーリーを絡めてうまく表現されていたと思います。

JAXAの全面協力で作られているため、相模原の施設も出てきていまして、先日の一般公開で見た場所が出てきてにやけてしまいました。やっぱり1度行っておいて良かったです。

Posted by watari - 2011.07.30,Sat

JAXA相模原キャンパス特別公開の第2日目、見学してきました。
去年は行かなかったので、今回が初めて。
知ったのが直前(いつものようにツイッターで知りました)だったのと、天気が悪い予報だったので直前まで迷いましたが、滅多にない機会なので行ってきました。

駐車場がどの程度の規模なのかわからなかったため、会場10時よりも1時間ほど前に到着しましたが、かなり大きな駐車場でした。(結果的には昼頃に満車になった模様)

開場1時間前の時点で正門前には行列。
あれれ?と並んでみたところ、そこは川口教授の講演会の予約列とのこと。これまで3度聞いているので、どーしようかと思ってましたが、せっかくなので1時間ほど並んで定員200名の講演会の席をゲット。

その後、川口教授の講演会を聞いたあと、研究棟を周りに回って夕方まで。超盛りだくさんで一日いても全部見切れない。興味のあるところでいくつか質問したら、かなり熱心に答えてもらえました。「ひとつ聞くと3つ答えてくれる」というのは嘘ではありません。

遊びで来たハズなのに、自分の仕事のことまで伺ったりして。非常に勉強になりました。やっぱり国立の研究所はスパコン使えて良いな~。

さて、印象に残った細かなことをいくつか。

プロフィール
HN:
watari
性別:
男性
趣味:
本読み・魚釣り・ハンドメイド
自己紹介:
東京出身川崎在住。
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